こんにちは、イマジナリーポケットです💡
本日は先日8月22日に投稿した、「商品開発:ホチキスで止めるシリーズ「飾り棚」」の改善検討をお届けします。
今回、耐久性を向上させる内容として、ネジM3 ⇒ M4への変更を行いました。
かなり微妙な変更かと思いますが、これが相当違う。
モノを乗せるなら、丈夫な方がいい。
制作手順
下記の手順で制作します。
変更となる部分は赤字で示します。
①3Dプリント ※図面を変更しました。
②1次洗浄
③二次硬化
④サンディング
⑤タップ立て ※M3⇒M4へ変更
①3Dプリント
正面(左図)と裏面(右図)の台座の図面です。


正面(左図)は見た目に変更なし。
裏面(右図)は、下穴をM4用に拡大しました。
また、M4ネジの通り道かつ、接続部であり根本にあたる梁の部分を太くしました。
これで安定感が増すと信じています。
②1次洗浄
プリント出来上がりすぐは全体が余分な光造形レジンでヌルヌルします。
この1次洗浄では、表面をエタノールでさらうことでレジンが残らないようにします。
③二次硬化
二次硬化を行うと、その名の通り硬化して丈夫になります。タップが立てやすくなります。
表面に残ったレジンも硬化されて、ニスを塗ったようにテカテカ・ベタベタになります。
この状態では手触りも悪く、ホコリが付着しやすい状態です。
④サンディング
ここでは、二次硬化で表面にへばりついたレジンコートを紙やすりで除去します。
ちょっとした力仕事です。
⑤タップ立て
実は、M3でタップを立てる際に穴が潰れやすいという課題がありました。
タップをひと山ずつたてていく際に、樹脂の切子が詰まることで、割れが生じやすいです。
また、M3はやや細めで、組立てた際に荷重がかかる面積がどうしても小さい。
表面積で考えると、よりネジ山への負荷が気になります。
以上の観点から、M4に変更する方が取り扱いが簡単になるということです。
下記が従来(M3)と今回(M4)を横並びにした画像です。
当然ですが、ネジは太く・ワッシャーが大きいので1mm増とはいえ丈夫そうです。
完成後だけでなく、タップ立ての扱いが簡単になるところが制作のポイントです。


使用感

おわり
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